2004年06月28日
旭化成、中国でポリカーボート事業
技術供与方針で交渉、若干の出資も
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ

旭化成ケミカルズは、中国でのポリカーボート(PC)樹脂生産について現地企業から要請を受け、交渉をはじめた。同社はPCの新製法についてライセンスを持つが、技術供与先である台湾の奇美実業股○(人偏に分)有限公司との合弁会社・旭美化成有限公司への出資比率を、さる3月、10%(従来は49%)に引き下げ、PCについては技術輸出を優先することを明らかにしていた。中国についても若干の出資を行うもようだが、PCの技術輸出第二弾となる。

旭化成のPCの技術はメルト法と呼ばれ、ビスフェノールAとジフェニールカーボネートを反応させてつくる。在来法のホスゲンを使う工法に比べ有害なホスゲンを使用せず廃水もでないというのが特徴。旭美化成では現在年産6万5,000トン設備をフル操業している。引き続き2005年末までに倍増する計画。

中国での相手先の考え方にもよるが、旭化成がすでにスチレン、ポリアセタールで立地している浙江省杭州で事業化するものとみられている。中国のPC市場は年間40万トン以上に達しており、向う4〜5年間で2倍以上に達するとみられている。PCの市場は電子機器やコンパクト ディスク(CD)など。透明性が高く、今後、メチルメタアクリレート樹脂などに一部代替する可能性もある。