2005年03月16日
BPとSinopec、南京の酢酸JV契約に調印
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:なし

BPとSinopecの両社は15日、江蘇省南京市で年産50万トンの酢酸工場を建設する合弁契約に調印した。両社の50/50JVで、BPのCATIVAR 技術を採用、2007年下期のスタートを目指す。昨年2月末にSinopecがJV相手にBPを選び、その後両社で細目を詰めていた。

BPとSinopecはすでに重慶市の揚子江アセチル社で酢酸を共同事業化している。同社はBP51%、Sinopec 44%、地元 5%のJVで、当初の能力は年産20万トン、現在これを35万トンに増設中で、今回の南京計画と合わせ、両社は中国の酢酸市場で支配的地位を築こうとしている。

BP、Sinopecの両社はまた、上海・上海賽科石油化工(Secco)で近くエチレン年産90万トン設備の運転をスタートさせようとしている。

<参考> 2004/03/18記事 「Sinopec、南京・酢酸計画もBPと合弁事業化 」
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=13190