2005年04月05日

積水化学、新疆ウイグル地区で強化プラ複合管事業展開

【カテゴリー】：経営（海外） 【関連企業・団体】：積水化学工業

積水化学工業(大久保尚武社長)は5日、急拡大している中国の水環境インフラ市場に進出するため、国内最大手の強化プラスチック複合管メーカー、新疆永昌複合材料有限公司(永昌社)の発行済株式のうち60%を譲受し、同社の経営権を取得したと発表した。 　中国では現在「水」問題が深刻化し、政府も水資源の確保・有効活用のため大規模なプロジェクトに着手している。これらの事業には灌漑、給水、排水、下水用として大口径パイプが使用されているが、なかでも水理性、耐久性、軽量性に優れたFRPM管市場は急速に拡大している。 　このため積水化学では、パイプ事業に実績のある永昌社の経営権を取得し、両社の生産技術力を融合させ、市場優位性を確保、さらに広州、上海など新疆以外の重要拠点にも積極的に展開していくことにした。、売上高は2005年度30億円、2010年度150億円を見込んでいる。 【新会社の概要】(2005年4月1日) (1)社名　　　: 新疆永昌積水複合材料有限公司 (2)事業内容　:強化プラスチック複合管の製造及び中国国内への販売、輸出 (3)本社所在地: 新疆ウイグル自治区昌吉州米泉市振興路 (4)資本金　　: 6,600万人民元 (5)出資比率　:積水化学　60%、新疆米美洋複合材料高新技術開発有限責任公司36%(ほか地元企業4%) (6)役員　　:◇董事長、周永清(旧 永昌社董事長)◇副董事長、丸下芳和(積水化学強化ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ管事業部長) (7)従業員　:約440名　 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1112686517.doc