2005年06月15日
Degussa、米国のMMA合弁会社CYROを100%子会社に
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 独Degussaは、米国CytexとのMMAの50/50合弁会社CYROについて、このほどCytexから同社持分を買収し、100%子会社とした。本年4月中旬に発表していたが、その後独禁法当局の承認を得て95百万米ドルを支払い、手続きを完了した。
 
 CYROは、1976年に独Rohmの米国の基地としてCytex(旧称Cyanamid Plastics)との折半出資で設立され、MMAモノマー、ポリマー、シートを製造販売している。
 
 Rohmは1989年にHulsに買収され、1999年のHulsとDegussaの合併を通じDegussaの部門となっている。
 
 DegussaはCYRO買収後に米国の活動を拡張する。まず数ヵ月かけてルイジアナ州のプラントのMMAモノマー能力を約20千トン増強する。これによりDegussaの全世界のモノマー能力は480千トンとなる。 さらに同プラントでメタクリル酸のプラントを新設する。能力は20千トンで、2006年に生産開始の予定である。