2007年04月24日
昭電、中国のカーエアコン用熱交換器会社を連結子会社化
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は24日、中国のカーエアコン用熱交換器製造会社「大洋昭和汽車空調(大連)有限公司」を連結子会社化すると発表した。また同社の生産能力を増強し、ロールフォーミング技術を採用、従来品に比べて約20%高性能化を実現した新タイプの熱交換器「NRTー3」の生産を開始する。

 昭電は大洋昭和汽車空調の増資を引き受ける形で、出資比率を現状の35%から55%に引き上げる。増資資金は主要設備の増強や工場建屋の改築に充てる。生産能力は2007年末までに現状の約2倍に引き上げる。

 昭電は04年11月、大洋昭和汽車空調の前身である「大洋汽車空調工程(大連)有限公司」に出資し、同国での熱交換器事業に参入。昭電技術で高性能熱交換器を生産し、現地のフォルクスワーゲンなどへ販売してきたが、今後は日系自動車メーカーにも供給していく。

 昭電は、小山事業所(栃木県小山市)を中心に、米オハイオ州、チェコ、タイにカーエアコン用熱交換器の製造拠点をもち、同事業をグローバル展開中である。

【大洋昭和汽車空調の概要】
 ◇会社名 大洋昭和汽車空調(大連)有限公司
 (英文) Grand Ocean-Showa Auto Air Conditioning (Dalian) Co., Ltd.
 ◇所在地  中国 大連市 大連経済技術開発区
 ◇代表者  董事長 右井 巧  総経理 門口 恒孝
 ◇設立   1993年
 ◇資本金  15.1百万米ドル
 ◇出資比率 昭和電工 55%、香港グランドオーシャン社 25%、大連冷凍機有限公司 20%
 ◇売上高  107百万人民元(2007年予定)
 ◇従業員  195人(2007年4月)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1177382717.doc