2008年02月18日
仏山市が5業種の投資説明会、3月13日
光学、バイオ医薬、医療機器、自動車部品など
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 広東省の仏山市が3月13日午後2時から、東京・芝のザ・プリンス パークタワーで5業種を対象に投資環境説明会を開く。同市はトヨタ、ホンダ、日産自動車など日本の完成車メーカーが進出した広州市西側に隣接し、「広仏経済圏」を形成している。

 古くから家電製造業基地として発展してきており、今回は光学、自動車部品、バイオ医薬、
医療機器、環境保護の業種について、それぞれ専門会場を設けて説明会を行う。参加無料、
要登録。問い合わせは国際貿易促進協会(TEL:03-6740-8271、FAX:03-6740-6160)

 同説明会では李子甫・仏山市副市長があいさつした後、張建輝・市対外貿易経済合作局長が外国企業に対する産業新政策を説明、また、華南地区の投資環境と仏山市の優位性などの紹介も行われる。

 仏山市は広州国際空港から約1時間、急発展を続ける珠江デルタ経済圏の中央部に位置する。市の面積は3,848平方キロ、人口580万人。禅城区、南海区、順徳区、三水区、高明区がある。空港のほか広州南沙港、広州鉄道などの交通インフラが整備されている。

 07年のGDPは3,500億元で家庭用電器、電子情報、機械・設備、金属材料加工、紡織服装、陶器、建材、医薬、家具、食品飲料、プラスチック加工などの産業が発達している。

 日系3大自動車工場まで1時間以内で届く距離にあるため、近年、自動車部品企業の投資が盛ん。ホンダ、日本電装、豊田紡績、豊田通商、アイシン精機、東海理化、矢崎、愛三工業などである。

 また、家電産業では東芝、松下、三洋や米Whirpoolなどの大手メーカーが進出している。広東省が重点を置いているTFT-LCDの産業基地でもある。