2010年03月23日 | |
出光興産、広州市にコンパウンド工場完成、営業運転開始 | |
【カテゴリー】:経営(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:出光興産 |
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出光興産は、中国広東省広州市に建設を進めていた機能性樹脂コンパウンド工場が完成し、このほど営業運転を開始した。 新工場は、ポリカーボネート(PC)、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)3樹脂のコンパウンド製造拠点で、今回、2系列の押出機を使い、PCコンパウンドの生産を開始した。 5月までに3系列に増やし、生産能力を年産1万トンに拡大する。 PCコンパウンド樹脂は、主に液晶ディスプレイや電機・電子機器、OA家電向けに需要が伸びている。PPSも精密成型性や放熱特性を生かした金属代替分野、またSPSは自動車電装部品向けとして、それぞれ今後、中国をはじめアジア地域で大幅な需要の伸張が見込まれている。 新工場は、こうした需要の増大に対応するため、2011年には生産能力を2万トンに倍増する計画だ。 【新工場の概要】 ◇会社名 :出光複合工程塑料(広州)有限公司 ◇代表者 :松尾 信正 ◇工場所在地:広東省広州市南沙経済技術開発区内輸出加工区(南沙保税港区) ◇生産品目 :機能性3樹脂(PC、SPS、PPS)のコンパウンド ◇工場敷地面積 :24,500平方メートル ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1269323632.pdf |