2007年07月13日
化学オリンピック「めざせ金メダル」日本代表壮行会
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし
左から山口、廣井、角田、田中の各君

 15日からモスクワで開催される、第39回国際化学オリンピック・モスクワ大会に参加する日本代表4選手の壮行会が13日、東京・千代田区の化学会館で開かれた。

 大会は15日から24日までの10日間にわたり、モスクワ大学で世界約70カ国、270人の高校生を集めて開催される。

 今年の日本代表は、開成、駒場、清水東と一流進学校の生徒4人。いかにも好結果が期待できそうな次の顔ぶれ。

・田中 成(たなか なる) 私立開成高校・3年
・角田 翔太郎(つのだ しょうたろう) 国立筑波大学附属駒場高校・3年
・廣井 卓思(ひろい たかし) 国立筑波大学附属駒場高校・3年
・山口 一樹(やまぐち かずき) 静岡県立清水東高校・3年

 代表4人は関係者、来賓の挨拶に続いて、一人ずつマイクの前に立ち、やや緊張しながらも元気よく、頼もしい表情で大会に臨む“意気込み”を語った。

 田中君は、昨年は2年生で韓国・慶山大会に参加して銀メダルを獲得しており今回は2度目。「参加2度目なので、ぜひともその経験を活かしたい。前回は銀メダルだったので、狙うメダルはもはや金しかない。友人や先生からも、励まされてきました」

 角田君「昨年の今頃までは、ロシアに行けるなどとは夢にも思っていなかった。代表に選ばれたからには精一杯善戦してきたい。両親からも、あとで後悔しないように頑張ってこいといわれてきました」

 廣井君「代表に選ばれた以上は、選ばれなかったすべての高校生、そして支えてくれた多くの方々のためにも頑張りたい。メダルの色は気にするな、といわれてきたが、気にしないわけにいかない。日本代表に恥じない結果をおみやげにします」

 山口君「毎日、多くの友人に支えられれ、応援してもらい、先生方にも親身になってご指導いただき今日まできた。感謝の思いを伝えるには、金メダルを目指して全力を尽くすしかない。海外の友だちをたくさんつくって帰ります」

(参考)【日本代表のこれまでの成績】
◇2003年 :ギリシャ・アテネ大会=銅メダル2
◇2004年 :ドイツ・キール大会=金1、銅3
◇2005年 :台湾・台北大会=銀1、銅3
◇2006年 :韓国・慶山大会=金1、銀3