| 2008年06月02日 |
| 「電気の質を改善」 物理・電気的に最大15%の節電実現 |
| CESSが新システム開発 本格販売開始 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術(海外) 【関連企業・団体】:なし |
エネルギー不足が急速に進む中で、省電力の必要性が高まっているが、電気の質を物理的、電気的に改善する方法で、7ー15%節電するという「電力効率改善システム(CESS)」が、このほど発売された。 このシステムは韓国のコスモーター社が開発したもので、すでに世界21か国の市場に供給しており、日本では日本省電協会(大倉実社長、東京都新宿区大久保2-13-1、TEL:03-6413-6381、FAX:03-6413-6382)が総販売代理店を務めている。(98年に発売、これまでに計5万台余を出荷) 電力の節約では、かって電圧を降下させて消費電力を減らす節電機が上市されたことがあった。これでは表面的な通電量は減るものの、電圧を下げた分だけ白熱灯の照度、電動機のトーク、電熱機の発熱量が低下して節電の効果がでないと批判された。 発電所から送られてくる電気は、送電設備や電気機器内の様々な要因によって波長が乱れ、ノイズが発生し、電力ロスとなる。 CESSはこうしたサージやノイズを電気的、物理的な節電機能で乱れた波長(歪形波)と電気力率を改善し、電気の分子構造を変化させて半減期を克服、瞬間過度電圧抑制技術で電力系統のサージを制御するとしている。 節電効率については、現場テストが可能であり、ユーザーは自分の眼で効果を確認できる。CESSの種類は1戸建て、マンション、一般家庭用の「家庭用CESS」、各種店舗、事務所、小規模工場などの「同一般型」(1,000〜10万KW未満)、大規模共同利用施設、産業団地などの「同外付型」(同)。 ほかに高圧(3,300V、6,600V)高電流(1万A以上)の専用機の注文生産も可能。価格は「家庭用CESS」で1台12万—13万円。 CESSの節電原理は、CESSから放射される光エネルギー波長が、電流(A)に通じ、電力系統に流れ、電力環境により発生する損失要因(無効電力、漏えい電流、酸化作用、高調波、電磁波、熱発生など)が除去される。 また、力率、送信効率、変換効率などが改善され、運動エネルギー増大した良質の電気に変換されて、少量の電気エネルギーを消耗しながらも、電力環境に影響を与えず同じ効率が得られる。 その物理的機能は、光エネルギー波長発生(先端素材を添加)、波長活性化(電力の運動エネルギー値を増大)、恒久的波長発生維持(鉱物質の半減期を克服)の機能。電気的機能では瞬間過度電圧抑制(TVSS,過電圧の衝撃電圧を吸収してノイズを防止する)をあげている。 |