2013年05月22日
プライムポリ、シンガポールに「エボリュー」起工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:プライムポリマー、三井化学
鍬入れする関係各社首脳たち

プライムポリマーは22日、シンガポールに建設するメタロセン系ポリマー「エボリュー」年産30万トンプラントの起工式を同日行ったと発表した。

式典にはシンガポール経済開発庁エネルギー・化学部門のユージン・レオン局長ら多数の来賓、関係者が出席し工事の安全を祈願した。

プラントはジュロン島テンブス地区に建設。三井化学のライセンスによるメタロセン触媒を用いた気相2段重合プロセスを採用し、完工は2014年12月、営業運転開始は15年春の予定。

「エボリュー」は、高強度・密封性・低臭気・ヒートシール性などに優れ、産業用フィルムや重包装袋、食品包装材など高機能シーラント用材料としてアジア市場で急速な需要拡大が見込まれている。

新プラント完成後は国内(市原工場)と合わせて年産55万トン体制となり、アジアトップの地位をさらに固めることになる。