2014年06月10日
三菱ガス化学、新潟アンモニア生産から撤退
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

三菱ガス化学は10日、新潟工場のアンモニア生産設備(年産13万2000トン)を2015年7月末かぎりで停止すると発表した。自社の天然ガスを原料に1957(昭和32)年から生産を行ってきたが、(1)国内需要の減少(2)設備の老朽化などにより、事業継続が困難と判断した。副生品の液化炭酸ガスおよびドライアイス事業からも撤退する。

ただ、誘導品である「メチルアミン」や「メタキシレンジアミン(MXDA)」は、医農薬原料、エポキシ樹脂硬化剤、ナイロン樹脂原料などとして需要が堅調なため、原料アンモニアを外部調達して生産・販売を継続する。

国内アンモニアメーカーは1社減って、三井化学、昭和電工、宇部アンモニア、日産化学の4社となる。
年間生産量は130万トン程度で推移。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1402378442.pdf