2016年05月24日
帝人ファーマ、高尿酸血症・痛風剤の適応追加取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社・東京都千代田区、宇野洋社長)は、高尿酸血症・痛風治療剤「フェブリク」(一般名:フェブキソスタット)について、厚生労働省から「がん化学療法に伴う高尿酸血症」に対する適応追加の承認を取得したと発表した。

現在、日本では「がん化学療法に伴う高尿酸血症」を適応症とする医薬品は尿酸分解酵素製剤の1製剤のみであることから、新たな治療選択肢が求められていた。

そこで帝人ファーマは、フェブキソスタットの尿酸生成抑制効果に着目し、化学療法を受ける悪性腫瘍患者を対象に本剤60㎎の有効性や安全性を確認する第3相臨床試験を実施し、2015年7月に適応追加申請を行っていた。
フェブキソスタットは、グローバル展開が順調に拡大しており、現在、欧米やアジアなど117の国や地域で独占販売契約を締結し、そのうち57カ国で販売されている。