2016年05月27日
旭硝子の導光板用ガラス、「ディスプレイ学会賞」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子は27日、液晶テレビ・ディスプレイ向け導光板用ガラス基板「XCV」(エクシーブ)が、世界最大のディスプレイ学会、Society of Information Display(SID)から「第21回ディスプレイ・インダストリー賞(DIA)」を受賞したと発表した。

これまで導光板には光の透過性の高い樹脂が使用されてきたが、物理的な強度や湿度・熱による膨張など樹脂の問題点をテレビの筐体強化や付属品によって解決してきた。旭硝子は導光板にガラスを使用し、課題だった透過率を高めることに成功した。導光板に求められる厚さ1.5~2.5ミリのガラスを効率よく生産するフロート法での量産プロセスも確立した。「XCV」を用いたガラス製導光板は、強度があり薄型のため、スタイリッシュなデザインのテレビが実現できるようになり、2015年には世界で初めて大型テレビ用に量産採用された。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1464317991.pdf