2016年05月27日 |
東レ子会社、タイに産業資材新会社、6月設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東レ |
東レハイブリッドコード(本社・愛知県西尾市、鈴木信博社長)は27日、海外事業展開をさらに加速させるため、日本貿易振興機構(ジェトロ)の「新興国進出個別支援サービス」を活用し、タイに産業資材用繊維製品の製造販売会社「トーレ・ハイブリッドコード・タイランド(THCT)」を設立すると発表した。 新会社は今年6月に設立、2017年10月から量産、販売を開始する計画だ。 新会社の販売先は、自動車産業を中心とするタイヤメーカー、自動車ホース・ベルトメーカー、カーペットメーカーなどの日系ユーザーに加え、欧米系のアッパーミドル市場をターゲットとし、販売目標は2021年に1・2万トン、売上高58億円を計画している。 世界市場では、自動車生産台数の増加や新興国における産業発展に伴い、自動車タイヤコードや産業用コードの需要も増大している。アジアの市場規模は、タイヤコードで年間17万トン、産業用コードで同1万トンの合計18万トンと推測され、今後もさらなる伸びが見込まれる。また、自動車産業を中心にグローバル調達が加速しており、その動きはタイヤメーカーやホース・ベルトメーカーなどにも波及している。 |