2016年07月21日
VEC、樹脂窓普及へ「LCA調査委」など2組織
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)はこのほど、「樹脂窓に係るLCA調査委員会」と、「ZEB・ZEHの実現を考える会」を発足させた。

「LCA」とはライフサイクル・アセスメントの略。断熱性に優れ、使用時の環境負荷を大きく削減する効果がある樹脂窓について、製造段階から廃棄、リサイクルまでのライフサイクルを通じた環境負荷を評価するための組織として設置した。委員長には元日本LCA学会長の稲葉敦・工学院大学先進工学部環境化学科教授が就任。今後、2年かけて樹脂窓のLCAデータを作成する計画。

一方、「ZEB・ZEHの実現を考える会」は、経済産業省・資源エネルギー庁が奨励するZNB(ネット・ゼロエネルギー・ビルディング)・ZEH(ネット・ゼロエネルギー・ハウス)を実現するために、芝浦工業大学の秋元教授をはじめ、日建設計総合研究所、国内全サッシメーカー、ダイキン工業とともに設立した。窓と高性能なエアコンに特化し、3年間かけて方策を検討する。