2016年07月28日
三井化学、熱可塑性エラストマー設備増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は28日、合成樹脂コンパウンド専業の100%子会社、サンアロイ(本社:千葉県袖ケ浦市、伊藤貢社長)が、熱可塑性エラストマー「ミラストマー」(商品名)の需要増大に対応するため、生産設備1系列(年産5000トン)の増強を決めたと発表した。2017年2月に着工し、6月に完工の見通し。投資額は10億円弱。増設後の「ミラストマー」の生産能力は25000トン/年となる。

「ミラストマー」は、軟質樹脂の中でも密度が低く、軽量で成形加工性に優れるなどの特長を持ち、自動車部品のほか建材ガスケット、土木目地材などの分野で需要が拡大している。今後もさらに自動車の内装表皮やウエザーストリップなどの用途を中心に、内外で需要の伸びが見込まれるところから、積極的に対応することにした。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1469684385.pdf