2016年10月24日
昭電、水溶性ビタミンE製品にアイケア効果
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は24日、化粧品原料として販売中の水溶性ビタミンE誘導体「TPNa(ティーピーエヌエー)」(商品名)に、新たに目のクマへの改善効果があることを見出したと発表した。このため、アイケア用途の化粧品原料としても本格出荷を開始した。

「TPNa」は同社が開発した独自構造の水溶性ビタミンE誘導体で、2004年に肌荒れ防止効果を持つ医薬部外品として厚生労働省の認可を取得した。化粧品に配合することで抗炎症、保湿が期待できると評価された。

さらに今回、同社はTPNaが単体で目のクマの改善にも効果があることを見出した。目のクマには原因によって血行不良によるもの(青クマ)や、色素性沈着物(茶クマ)、肌のたるみ(黒クマ)など種類が多いが、4週間の臨床試験で試したところ、どの種類のクマにも共通して82%の被験者に改善効果が確認された。

同研究結果は、10月30日~11月2日米国フロリダ州オーランドで開催される国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)で報告するほか、11月8日~10日タイ・バンコクで開催されるin-cosmetics Asiaに出展し紹介する。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1477283534.pdf