2016年10月24日
農研機構、大塚製薬など3者にスギ花粉米提供
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

農業・食品産業技術組合研究機構(農研機構)は24日、スギ花粉症の症状改善効果についての臨床研究を実施する大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターと東京慈恵会医科大学、基礎研究を実施中の大塚製薬工場(本社:徳島県鳴門市、小笠原信一社長)の3機関に対して、同機構が開発したスギ花粉米(「スギ花粉ポリペプチド含有米」及び「スギ花粉ペプチド含有米」)を提供すると発表した。

いずれも、農研機構が遺伝子組換え技術を用いて開発したスギ花粉米で、今後、スギ花粉米を用いた臨床研究や基礎研究が行われる見通しだ。

農研機構では、開発したスギ花粉米の用途開発とその実用化を加速するため、スギ花粉米を一定の条件下で研究利用する大学、民間企業等に提供し、オープンイノベーション推進することとし、今年6月にスギ花粉米の提供を希望する機関を公募し3機関を決めた。