2016年12月02日
関西電力、兵庫県朝木市で木質バイオマス
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

関西電力、兵庫県森林組合連合会、公益社団法人 兵庫みどり公社の3者は1日、同県朝木市と協働で進めてきた木質バイオマス発電設備が同市生野工業団地内に完成し、営業運転を開始したと発表した。森林からの間伐材(be材)を燃料チップにし、バイオマスエネルギーとして活用する。関西電力グループとしては初の木質バイオマス燃料専用発電所。

県森連やみどり公社はこれまで、森林からのバイオマスエネルギー材の搬出方法、燃料供給体制の仕組み、Be材の効率的な乾燥方法、be材供給センターや発電所の建設などを進めてきた。今後発電所の運用は関電グループの関電エネルギーソリューションが行う。
2030年までに50万Kw程度の再生可能エネルギー電源を確保する。

Be材搬出から発電までの一連の工程を一体で行う「兵庫モデル」として、引き続き自治体、地域が一体となって同システムの普及・拡大を図っていく方針だ。