2017年02月21日
住友化学の除草剤「フルミオキサジン」大河内生産特賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は21日、除草剤「フルミオキサジン」の開発で第63回大河内記念生産特賞を受賞したと発表した。優れた除草活性に加えて、植物界に広く存在するクロロフィルの生合成に関わるタンパク質を標的とすることや、阻害が拮抗型であることから低感受性の雑草が生えにくい、土壌蓄積や後作作物への影響をより小さく抑えることができる、などの性能と効果が評価された。

住友化学は大分工場で合成法により生産しているが、製品は米国、ブラジル、アルゼンチンなどの大豆生産国向けを中心に輸出も活発で、日本の農薬の中で最大規模の輸出額となっている。

<用語の解説>
■大河内記念賞とは :大河内記念会がわが国の生産工学、生産技術、生産システムの研究・実績について表彰する制度。毎年、学術の進歩と産業の発展に貢献し顕著な業績をあげた企業を対象に授賞している。「大河内記念生産特賞」は特に顕著な業績をあげた事業体を顕彰する大賞とされる。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1487654428.pdf