2017年03月22日
三菱レ、MMAモノマー、MAAとエステル類値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは22日、メチルメタクリレート(MMA)モノマー、メタクリル酸(MAA)およびメタクリル酸エステル類の国内価格を4月16日出荷分から値上げするため需要家との交渉に入ったと発表した。
国内価格の値上げ幅は、MMAモノマーおよびMAAが1キログラム当たり18円、メタクリル酸エステル類(ブチルメタクリレート=BMA、イソブチルメタクリレート=IBMA)が同18円以上である。
同社は、昨年5月にも値上げ(MMAモノマーおよびMAAを1キログラム当たり15円、エステル類を同15円以上)を打ち出しており、約1年ぶりの値上げとなる。
今回はアジアの需給バランスがタイト化していることに加え、3月のMMAアジア市況価格が前回改定時よりもトン当たり500ドル以上も上昇していること、欧米市場でも需給がひっ迫状態にあり、欧米品がアジアに流入するような状況にないことから、安定供給体制の維持と採算是正を図るため、国内の製造コスト上昇分の製品価格に転嫁することにした。