2017年03月23日
富士フィルム、ヒト表皮細胞をゲノム編集し三次元モデル作製
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは23日、東京医科歯科大学の難波大輔准教授(難治疾患研究所)との共同研究により、ゲノム編集技術を用いてヒト表皮細胞のゲノムを編集し、その細胞を三次元培養した表皮モデル作製に成功したと発表した。同社は同技術を活用し、加齢による肌の乾燥やシワなどと関連する特定の遺伝子を欠損させることで、皮膚状態の変化を三次元表皮モデルで再現する。
通常の細胞で作製した表皮モデルと、特定の遺伝子を完全に欠損させた細胞から作製した表皮モデルを比較することで、欠損した遺伝子の機能が確認できる。
同社はこの研究成果を今秋発売するエイジングケア領域の機能性化粧品に活用する予定。また、この同研究成果を3月24日~27日、仙台市で開催される日本薬学会年会で発表する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1490235076.pdf