2017年03月31日
特許庁、2016年の国際出願件数 過去最高を更新
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁は30日、最新の統計情報及び政策の成果を掲載した「特許庁ステータスレポート2017」を発表した。この中で、2016年に特許庁が受理した特許協力条約(PCT)の国際出願件数は、4万4495件で過去最高を更新した。また、2015年に世界全体で出願された特許出願件数は288万9000件で過去最高を記録した。
これについて特許庁では、世界がスピードを上げて変革する中、各企業は競争力を高めるために、事業の選択と集中、そして海外展開を進めており、知的財産戦略も高度化・グローバル化していることが背景にあると分析している。とくに、出願年別に見た特許登録率(特許出願件数に対する特許登録件数の割合)は増加傾向にあり、知的財産戦略において量から質への転換が進んでいると特許庁では指摘している。
また、2016年の日本における意匠登録出願件数は3万879件、商標登録出願件数は16万1859件であり、いずれも前年より増加した。