2017年04月04日
産総研、京大に「エネ化学材料オープンラボ」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所、京都大学

産業技術総合研究所は3日、京都大学と共同で「産総研・京大エネルギー化学材料オープンイノベーションラボラトリ」(ChEM-OIL)を京大吉田キャンパス内に1日付で設立したと発表した。
産総研のオープンイノベーションラボラは、第4期中期計画に掲げる「橋渡し」を推進していくための新たな研究組織形態で、ChEM-OILはその7件目となる。
「ChEM-OIL」では、産総研と京大が有するデバイス化応用技術と材料基礎科学技術の融合を目指す。具体的には、京大の先端材料シーズ(多孔性配位高分子、電解質、金属ナノ粒子触媒など)を、産総研の機能界面構築や電気化学デバイス化技術と直結させ、従来にないエネルギー変換、エネルギー貯蔵技術の開発につなげる。
また、産学官ネットワークの構築により、民間企業の参画による「橋渡し」につながる目的基礎研究を強化し、革新的エネルギー化学材料技術の実用化に必要な基盤技術・材料、電解質材料、触媒材料・電極設計及びデバイス化技術に関する基礎・応用研究を実施する。