2017年04月10日
三井化学、名古屋工場の電解液新設備 本運転入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は10日、名古屋工場(名古屋市南区)に新設した電解液年産5000トン設備が営業運転入りしたと発表した。昨年11月に完成しこれまで試運転を行っていた。ハイブリッド車や電気自動車の普及で需要が急拡大中の車載用リチウムイオン電池(LIB)市場向けに投入する。これまで行ってきた委託生産は順次新設備にシフトする。

同社は現在、中国・浙江省で台湾プラスチックス(Formosa)と合弁の「台塑三井精密化学」を通じてで電解液事業を展開しているが、需要が好調なため現有年産1500トン設備を5000トンに拡大する。11月には完成の予定だ。
三井化学はモビリティ分野を成長を牽引するターゲット領域の一つに掲げており、LIB向け電解液はその中核商品として期待している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1479102270.pdf

(英文)
Startup of Electrolyte Solution Production Facilities at Nagoya Works
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1491795365.pdf