2017年04月11日
JBA、次世代素材「強く美しいバイオプラ」勉強会
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

JBA(バイオインダストリー協会)未来へのバイオ技術勉強会は、「バイオ素材百花繚乱」第11回として、次世代素材といわれる「バイオプラスチック」に焦点をあてた「強く、やさしく、美しく」と題するセミナーを5月25日、東京・中央区の同協会で開催する。日本生物工学会、日本農芸化学会が共催。終了後交流会。

<テーマと講師>
(1)「伝統工芸の漆器が持つ美しい漆黒を実現したバイオプラスチック」位地正年・日本電気IoTデバイス研究所主席研究員 :非食用植物を原料としたセルロース樹脂を使い、伝統工芸の漆器が持つ美しい漆黒(漆ブラック)のバイオプラスチックを開発した。
(2)「世界最高強度の透明樹脂」金子達雄・北陸先端科学技術大学大学院教授 :世界初のバイオ由来芳香族ポリアミドの合成に成功した。世界最高強度の透明樹脂で透明性、力学強度に優れ、ディスプレイや自動車部品などガラス代替材料として期待される。
(3)「高分子多糖類の特徴を活かした新しいバイオプラスチック」岩田忠久・東京大学大学院教授 :天然型多糖類を原料に高性能な高分子多糖バイオプラスチックを創製した。簡単なエステル化により、PETやナイロンよりも優れた熱的性質を示す。フィルム、繊維にも成形加工が容易で、エンプラとしての応用が期待される。

会費は、JBAおよび協賛学会会員は無料、一般は10,000円。
申し込みはJBAホームページ。
問い合わせ先は事務局(TEL:03-5541-2731)