2017年04月17日
世界最小・指先大の光トランシーバー事業化へ新会社
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は17日、技術研究組合の光電子融合基盤技術研究所(PETRA)と共同開発した、世界最小、指先サイズの光トランシーバー「光I/Oコア」を事業化するため、新会社「アイオーコア」が同日設立されたと発表した。技術研究組合から研究成果と技術の一部を承継して新設分離された株式会社としては初ケースとなる。

光I/Oコアは、わずか5mm角と指先大サイズ。最大伝送容量25Gbps×12ch、消費電力は5mW/Gbps。情報通信機器の低消費電力化と高速化を両立させた。今後、データセンターなどが直面する電力や通信の限界を打破する革新的なキーコンポーネントとして、エレクトロニクス産業への貢献が期待される。

同製品は、3月21日から米国・ロサンゼルスで開催された「OFC2017(光ファイバ通信国際会議)」に展示され、すでに国内外企業から引き合いを受けているという。

【新会社の概要】
◇会社名 :アイオーコア株式会社
◇代表者 :代表取締役社長 藤田友之(PETRA専務理事)
◇事業内容:PETRAから承継した「光I/Oコア」技術をもとにした製品の生産・販売