2017年04月18日
大日印と積水化、室内でも太陽電池「電子ペーパー」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化学工業、大日本印刷
新開発の電子看板

大日本印刷(DNP)と積水化学工業の両社は18日、室内でも太陽電池で発電しながら駆動できる電子ペーパーを共同開発したと発表した。フィルムタイプの色素増感太陽電池(DSC)を開発し搭載した。4月中旬から都内(八王子市内)のコンビニエンスストアの店頭に電子看板として設置し実証実験を開始した。

紙のように薄くて軽くフレキシブルな媒体として注目される電子ペーパーは、すでに実用化が進み一般販売されているが、電池の交換などが必要で、電源確保が課題となっている。今回、両社は積水化学が開発した低照度で発電できるフィルムタイプDSCを搭載することで“電源不要”で、どこにでも設置できる電子ペーパーを開発した。

今後さらに実証テストを行い、2017年央の販売開始をめざす。両社が連携し、電子看板などのプロモーション用途のほか、商業施設等の建築装飾材や交通インフラ用の情報表示器など幅広い市場分野に展開していく方針だ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1492483105.pdf