2017年04月18日
富士フィルム、米・英でバイオ医薬品能力拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム
米テキサス FDBT:cGMP対応の新生産棟

富士フィルムは18日、バイオ医薬品の開発・製造受託事業をグローバル拡大するため、米国と英国の医薬品生産拠点に総額140億円を投じ設備増強を図ると発表した。

米国では、FUJIFILM Diosynth Biotechnologies Texas(FDBT)が、米国政府の助成を受け約100億円をかけて建設してきたcGMP(FDAの製造・品質管理規格)対応生産棟が完成した。さらに約30億円をかけてバイオ医薬品の生産に必要な設備を導入する。2018年初稼働入りの予定。同社は2014年に買収したバイオ医薬品受託会社。新たにシングルユース仕様の動物細胞培養タンク2000リットル×3基を増強する。

また英国では、FUJIFILM Diosynth Biotechnologies UK(FDBK)が約10億円でバイオ医薬品の生産プロセスの開発拠点を増設する。医薬品の成分などを高速で自動分析できる機器類や培養・精製のスモール実験設備を設置する。2017年夏完成予定。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1492494872.pdf