2017年04月27日
NEDO、太陽光発電システム 耐風圧試験開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

太陽光発電システムの普及とともに、強風被害など構造設計上の問題点が一部で指摘されているが、NEDOは26日、業界団体の太陽光発電協会(代表理事・長榮周作パナソニック会長、134社・団体で構成)、ソーラー発電事業が主力の奥地建産(本社:大阪府松原市、奥地昭統社長)とともに地上設置型太陽光発電システムの耐風圧性能試験プロジェクトを開始したと発表した。

奥地建産の本社工場に世界最大規模の水平型動風圧試験装置を導入し、太陽光発電システムの自然災害や経年劣化に対する安全性や経済性確保のための評価・手法研究を行う。得られた知見を今後の設計ガイドライン策定に生かす。

新設する装置は、大きさが幅16m×奥行6m×高さ4mと世界最大規模。加圧ファン、圧力調整弁、圧力測定器などで構成され最大加圧能力は15,000Pa。2019年2月をめどに安全のための設計ガイドライン策定をめざす。