2017年05月09日
カネカ、欧州でバイオ医薬品生産能力を4倍増へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは9日、欧州の100%出資のグループ会社であるカネカユーロジェンテックS.A(本社・ベルギー、菅原昌信社長)が、バイオ医薬品の生産能力を大幅に増強すると発表した。
約50億円を投じて受託製造用の2,200リットル大型培養槽など大型GMP(製造・品質管理基準適合)製造設備を新設する。2020年稼働開始の予定。これにより、生産能力は現状の約4倍に拡大する。

カネカユーロジェンテック社の生産設備は、米国食品医薬品局(FDA)の承認を得ており、米国市場向けバイオ医薬品原薬の製造委託先として認められている。保有技術を組み合わせて、遺伝子医薬品・医療に用いられるプラスミドDNAの量産化にも成功している。カネカは引き続き同社を中心にバイオ医薬品事業の展開を加速させる方針だ。