2017年05月17日
農水省「最新農業技術・品種2017」を公表
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は水稲の灌水直播のための簡易で低コストな種子被覆技術や、ベーター-グルカンを多く含み、精麦品質の高いもち麦品種、遠隔操作で効率的な鳥獣捕獲を可能とするシステムなど、全国の研究機関で開発された新たな技術のうち、優れた36の技術・品種を「最新農業技術・品種2017」として公表したと発表した。

同省は毎年、全国の研究機関で開発された技術のうち、現場への導入が期待される優れた品種・技術を広く「最新農業技術・品種」として紹介している。今回、灌水・直播における苗立ちを確保する省力・低コストな種子被覆法として、べんがら(酸化鉄)とモリブデン化合物を用いた「べんモリ直播」技術や、ベーター-グルカンが高く精麦特性が優れるもち性六条大麦「東山皮糧109号(ホワイトファイバー)」、わなや檻の状況をICTを活用しクラウド上で確認でき遠隔操作で効率的に鳥獣捕獲を可能とするシステム「クラウドまるみえホカクン」など、新たな36の技術・品種を「最新農業技術・品種2017」として公表した。