2017年05月18日

三菱ケミカルの炭素繊維材料、トヨタ「レクサス」新型車採用

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：三菱ケミカル

三菱ケミカルは18日、同社の炭素繊維複合材料であるSMC（Sheet Molding Compound）が、トヨタ自動車から3月に発売されたレクサスの新型ラグジュアリークーペ「LC500」「LC500h」のドアインナーおよびラゲッジインナーに採用されたと発表した。 自動車市場では燃費規制やCO2排出規制強化を背景に車体軽量化が進み、軽さと高い強度を有する炭素繊維強化プラスチック（CFRP）の自動車部材への適用が期待されている。 三菱ケミカルが開発したSMCは、CFRPの中間基材の一種で長さ数センチメートルにカットされた炭素繊維を樹脂中に分散させたシート状の材料。複雑な形状の部材を成形することができ、機械特性がほぼ均質のため、軽量化と高強度を実現することができる。同社は2020年に炭素繊維・複合材料の売上高1000億円を目指す。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1495076511.pdf