2017年05月22日
凸版印刷など、業務用消臭・除菌剤 開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:凸版印刷

凸版印刷は22日、化学品ベンチャー、ミラクス(本社:東京都港区、松岡宏和社長)と共同で、簡単な作業で二酸化塩素ガスを発生させ、室内の空気を消臭・除菌できる業務用消臭・除菌剤「ペポパ」(商品名)を開発、同日から販売開始したと発表した。

パッケージ内の薬剤を混ぜ合わせて高濃度の二酸化塩素ガスを発生させる。室外で約2時間待つだけで、室内のタバコなどのにおいや菌を除去することができる。二酸化塩素ガスがにおいや菌の元となる分子と反応・酸化して消臭・除菌する。薬剤の製造はミラクス、発売は凸版印刷が行う。

商品サイズは縦130×横132×高さ各ミリメートル。
使用期限は約2年、1個当たりの適用面積は6~8畳(11~15平方メートル)。

凸版印刷は今後、宿泊施設や医療施設、介護施設、学校、スポーツクラブなどに向けて販売展開するが、さらに車用や小空間向けなど商品ラインアップを拡張し2020年には約20億円の売上高を目指す。