2017年05月25日
NEDO「セルロースファイバー」新規2テーマ委託先決る
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NEDOは25日、新材料として期待されるセルロースナノファイバー(CNF)で新たに研究開発2テーマを追加し、事業者の委託先を決めたと発表した。事業期間はいずれも2017~19年度の3年間、事業予算は計9.3億円。

<追加する新規テーマと委託先>
(1)「CNF安全性評価手法の開発」 : 天然由来のナノ材料であるCNFの安全性を適切に評価・管理するため、有害性試験手法の開発とCNF粉体および応用製品の製造・使用・廃棄プロセスなどにおける排出・暴露の可能性に関する評価手法を開発する。事業予算 3.0億円。
◇委託先 :産業技術総合研究所、日本製紙、王子ホールディングス、第一工業製薬、大王製紙。

(2)「木質系バイオマスの効果的利用に向けた特性評価」 : 木質系バイオマスから作製されるCNFが樹種や部位などにより特性が異なることからメーカーが用途に応じた原料を効率的に選択できるよう、効果的利用に向けた特性評価を行う。事業予算 6.3億円。
◇委託先 : 森林研究・整備機構、第一工業製薬、スギノマシン、三菱鉛筆、京都工芸繊維大学、京都大学、大阪大学、東京大学、東京工業大学、産業技術総合研究所。