2017年05月26日
帝人ファーマ、新規認知症薬候補 米メルクに独占供与
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社:東京都千代田区、鍋島昭久社長)は26日、開発中の新規アルツハイマー病治療薬候補化合物について、開発、製造、販売権を米国メルク社に独占供与すると発表した。

帝人ファーマは、メルク社から契約一時金および今後の開発・販売に応じたロイヤリティを受けるが対価等は非開示。メルク社は今後、将来的な上市に向けて臨床開発を進める。帝人ファーマは日本における共同販促の権利を保持する。

世界的な高齢化の進展で認知症患者数は急増しており、2030年には全世界で7500万人、50年には約1億3000万人に達するといわれる。帝人ファーマは引き続きアライアンスによって自社開発品の価値最大化を図る。