2017年06月06日
東大、細胞ファイバでヒトiPS細胞を高効率培養
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東京大学

東京大学生産技術研究所の竹内昌治教授らの研究グループは6日、ひも(細胞ファイバ)を用いてヒトiPS細胞を効率よく増殖させる技術の開発に成功したと発表した。
細胞ファイバ技術を使って作製された、ヒトiPS細胞を封入した中空状マイクロファイバを培養することにより、内部で形成される細胞凝縮塊を、十分に細く均一な直径に維持し、細胞死を抑制することに成功した。
同成果は今後、ヒトiPS細胞を用いた再生医療の基盤技術として利用できる可能性があり、再生医療の発展と普及に寄与することが期待される。

同研究成果は近く学術誌「Scientific Reports」に公開される。