2017年06月22日

出光・郵船など、石炭ボイラ制御にAI、IoT機能 搭載

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：出光興産

出光興産、郵船商事、日本郵船のⅢ社は22日、石炭ボイラ制御最適化システム「ULTY－V」にAIとIoT機能を搭載した「ULTY－Vplus」を共同開発したと発表した。今年10月から国内外の発電所や工場に向け販売開始する。 工場などで使用される石炭ボイラは、さまざまな要因で運転状態が変化する。投入する燃料の制御も不安定となる。「ULTY－V」は燃料制御を最適化し、安定したプラント運転を実現して燃料消費を削減するシステムだが、今回、さらにAIとIoTを搭載し、「自己計測」「自己分析」「自己判断」と一連の動作を完全自己完結型で行う新システム「ULTY－Vplus」を開発した。 これにより、高精度のボイラ制御を自動的に行い、リアルタイムで運転状況を診断、経済性向上を図ることが可能となる。「ULTY－Vplus」の普及でCO2排出削減にも貢献できると期待している。