2017年06月26日
富士フィルム、表皮幹細胞活性化の新成分開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは26日、新たにインスリンに似た構造を持つ増殖因子(IGF-1)成分が表皮幹細胞を活性化させることを確認し、増加を促す「ナノボスウエリン酸」を開発したと発表した。
同研究の成果は細胞の回転運動に着目し、表皮幹細胞の「長期にわたって細胞を生み出す能力」を評価する方法を用いた、東京医科歯科大学の難波大輔准教授との共同研究によって得られた。
難溶性成分「ボスウエリン酸」を粒子径約20nmに分散させた「ナノボスウエリン酸」を新開発した。
表皮幹細胞の働きを活性化させ、新たな細胞が活発に生み出されることで表皮のターンオーバー促進や皮膚のシワ・たるみの改善が期待できる。
同社は今秋発売するエイジングケア領域の機能性化粧品に同成分を配合する予定だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1498451205.pdf