2017年06月27日
共同印刷、高吸湿性「アルミPTPシート」新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

共同印刷は26日、湿気やガスを吸着し、長期間商品を乾燥状態で保存できる「モイストキャッチ・アルミPTPシート」を開発したと発表した。6月28日~30日、東京ビッグサイトで開催される「第30回インターフェックス ジャパン」に初出展する。

PTP(Press Through Package)とは、押し出して取り出す包装形態のこと。内容物を一つずつアルミ箔などの金属シートやプラスチックで包装するパッケージ方法をいう。アルミ ラミネートフィルムを用いたアルミPTP包装は、水や光に弱い医薬品などの包装材料として大手メーカーを中心に採用が増えている。

同社が今回開発したシートは、従来の汎用的なモイストキャッチをアルミPTPシートに加工した場合と比べて吸湿能力が約3倍と大きい。ポケットの成形性も1.4倍向上し、より大きな内容物の包装ができる。独自の層構成によってシートに求められる内容物の保存性も安定し、向上した。深絞り成形技術の向上により、ポケット径13mm、深さ5mmを実現した。今後、医薬品市場向けを中心に積極展開していく方針だ。