2017年06月30日
経産省、5月鉱工業指数「持ち直し」化学マイナス
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した5月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値によると、生産は前月比3.3%低下の100.4、出荷は2.8%マイナスの98.3だった。在庫は0.1%プラスの111.4となった。

製造工業生産予測調査によると、6月は前月比2.8%の上昇、7月は同0.1%の低下だった。
基調判断は「総じて見れば生産は持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

生産が上昇した業種は、15業種のうち石油・石炭製品工業の1業種のみで、輸送機械、化学、プラスチック製品工業など残り14業種は生産が前月比減少となった。

化学工業(除、医薬品)の指数は、生産が前月比2.%低下の100.0、出荷0.9%マイナスの99.4、在庫は0.3%上昇の106.7、在庫率は2.6%低下の114.5だった。生産の低下は2カ月ぶり、出荷の低下は4カ月ぶりとなった。
プラスチック製品工業は、生産が前月比1.8%上昇の102.4、出荷3.1%上昇の100.9、在庫は0.6%上昇の109.8、在庫率は3.2%低下の108.1だった。生産は4カ月ぶり、出荷は2カ月ぶりの低下だった。