2017年07月05日
出光興産、創業家側の差止め仮処分申立てに反論
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は5日、同社の株主である日章興産(本社:東京都港区)および出光昭介、出光正和、出光正道、鶴間洋平各氏ら創業家側から4日東京地方裁判所に新株式発行の差止め仮処分の申立てが行われたため、適法性を主張・立証していく方針だと発表した。

申立書によると、7月3日開催の同社取締役会で決議した公募による新株式4800万株の発行は、「現経営者の支配権維持を主要な目的としてなされたものであり、著しく不公正な方法による発行だ」とその理由が述べられている。

これに対して出光興産側は、「新株式の発行は、当社の国内事業基盤の強化、成長事業の育成、財務体質の強化に必要なもので、日章興産らの主張は明らかな誤りである」と反論、今後は新株式発行の適法性を主張・立証していく方針だとしている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1499224533.pdf