2017年07月11日
第一三共、がん治療用ウイルス、希少再生医療製品指定
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:第一三共

第一三共は11日、東京大学医科学研究所の藤堂具典教授らと共同開発中のがん治療用ウイルスG47△(DS-1674)が、悪性神経膠腫を対象として、厚生労働省から希少疾病用再生医療等製品に指定されたと発表した。
同剤は藤堂教授らによって創製された。現在、悪性神経膠腫をはじめ複数のがん腫を対象として開発が進められているが、今回は第2臨床試験を実施中の悪性神経膠腫を対象に指定された。
悪性神経膠腫の罹患者は現在国内に3500人程度と推定されている。患者数が少ないこともあり、まだ十分に研究科が進んでいないのが現状だが、同社では一日も早い医療現場への提供をめざすとしている。