2017年07月11日
理研、特定遺伝子欠如マウスから疾患モデル発見
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所は11日、バイオリソースセンターの小幡裕一センター長らの共同研究グループが参加する国際マウス表現型解析コンソーシャム(IMPC)が、3,328遺伝子のノックアウトマウス(特定遺伝子を欠如させたマウス)系統の表現型とヒト疾患の臨床的特徴との間の類似性を分析し、(1)360遺伝子のノックアウトマウス系統が既知の遺伝性希少疾患のモデルマウスとなること(2)135系統が新たなメンデル遺伝病モデル候補となること、さらに(3)これまで不明だった1,092の遺伝子の機能を解明した、と発表した。

同研究成果は英国科学雑誌「Nature Genetics」掲載に先立ち、オンライン版に公開された。