2017年07月25日
富士フィルム、皮革・合皮に印刷できるインクジェット開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム
ハンドバッグ

富士フィルムは25日、皮革、合皮などの基材に対して柔軟性や耐久性を維持しながら高精度に印刷が可能なインクジェット技術「UVIQUE(ユビーク)技術」を新開発したと発表した。インクと基材が最適状態でジェット吐出できるよう、ヘッドやプリンターをシステムとして提供する。これにより基材の質感を生かした高画質な印刷が可能となる。革製品などへの印刷だけでなく、樹脂フィルムの印刷にも応用できる。

(1)印刷画像の膜厚が薄く、基材の風合いを残した印刷ができる(2)基材との密着が強くインク膜の柔軟性が高いため、靴やかばんなど延伸が必要な用途に適している(3)印刷後すぐに加工することができ生産性の向上に寄与する、などの特徴がある。

なお、同技術は、ヤマハ発動機が今年9月に発売開始する原付一種スクーター「ビーノXC500」の純正シートに採用された。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1500954458.pdf