2017年08月08日
富士フィルム、骨髄性白血病薬、米国で臨床第1相開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは8日、米国で抗がん剤「FF-10101」の臨床第1相試験を開始したと発表した。再発・難治性の急性骨髄性白血病(AML)患者を対象に試験を開始した。
AMLは血液がんの一種で、血球を作る造血幹細胞ががん化し、骨髄中で増殖して十分な量の血球を作ることが出来なくなる、またこの細胞が組織に入り込んで障害を引き起こすという難治性疾患で5年生存率は約30%。
現在、AMLの新規患者数は米国で約2万人と推定されている。同社は引き続きアンメットメディカルニーズの高い領域に注力し、積極的に研究開発を推進していくとしている。

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1502158124.pdf