2017年08月09日
カネカ、タイにビーズ発泡ポリオレフィン工場
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカはタイ・ラヨン県ヘマラート・イースタン・シ-ボード工業団地にビーズ法発泡ポリオレフィンの生産工場を新設する。東南アジア、インド地域での旺盛な需要に対応するもので子会社のKaneka(Thailand)社が約20億円をかけて年産3000トン設備を建設する。2018年9月稼働開始の予定。マレーシア(Kaneka Eperan)の既設設備と合わせて同地域の生産能力は年産6000トンとなる。

タイ工場では、ビーズ発泡ポリエチレンの「エぺラン」(商品名)と同ポリプロピレン「エペランーPP」を生産する。発泡ポリオレフィンは耐熱性や耐衝撃性、耐薬品性、寸法安定性に優れ、家電製品・精密機器の緩衝包装材のほか、自動車のバンパーコア材・シートコア材などとして使用される。このところは軽量化を背景に、自動車分野向けの需要が伸びている。