2017年08月17日
堺化学、注射針子会社株をエア・ウォーターに売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

堺化学工業は17日、子会社カイゲンファーマ(本社:大阪市中央区、福田健太郎社長)が保有する、注射針などのメーカー松岡メディテック(本社:東京都文京区、松本俊彦社長)の株式66.7%をエア・ウォーター(本社:大阪市中央区、豊田昌洋社長)に同日譲渡したと発表した。連結子会社から除外となった。

カイゲンは医療事業の海外展開加速を目的に注射針などの輸出を主業とする松岡メディテックを2014年末子会社化した。注射針事業はASEAN市場を中心に需要が増大しており、ことに研磨・加工技術に優れた日本製品は高い成長が見込まれている。だが今後一層の事業拡大を図るためには、傘下に注射針メーカーをを有するエア・ウォーターと協業化したほうが得策と判断した。連結業績に与える影響などは精査中。