2017年08月24日
【化学業界ランキング(第1四半期)】(4)純利益
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:ケムネット東京

化学業界の売上高(2017年度第1四半期)上位20社を対象に当期純利益をランクした。1年前に比べてどの企業も収益を大きく伸ばした。「過去最高益」(デンカ)と、ほっとしているところも多い。原材料価格の上昇に応じていちはやく製品価格に転嫁した企業はやはり結果に出たようだ。米国や中国などが比較的底堅く推移したため、円安も加えてプラス材料になったのも確かなようだ。7~9月期以降はどうか。「塩ビ業界を見るかぎり、悪い材料は見当たらない」(角倉VEC会長=カネカ社長)という声も聞かれるが、「化学業界は自動車や電機、住宅産業の影響が大きい。安心せずに見ているしかない」といったやや慎重な見方も多いようだ。

【最終利益ランキング(2017年度第1四半期)】単位:百万円 ( )前年同期比%
(1)信越化学  :53,710(18.5)
(2)三菱ケミ HD :47,708(82.9)
(3)住友化学  :31,555(158.3)
(4)旭化成   :30.064(24.8)
(5)三井化学  :22,708(40.1)
(6)東ソー   :16,487(92.9)
(7)昭和電工  :14,553(1,495.0)
(8)クラレ    :14,529(21.8)
(9)JSR     :13,238(ー)
(10)ダイセル   :9,110(△13.7)
(11)日産化学  :7,887(15.5)
(12)日本ゼオン :7,005(87.3)
(13)宇部興産  :6,576(ー)
(14)日本触媒  :6,391(34.6)
(15)デンカ   :6,043(170.7)
(16)カネカ   :4,761(3.5)
(17)日本化薬  :4,527(88.6)
(18)東亞合成  :3,546(30.7)
(19)クレハ   :3,464(751.4)
(20)トクヤマ  :△8,143(ー)

・売上高ランキング
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・営業利益ランキング
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・経常利益ランキング
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