2017年09月29日
8月鉱工業生産2.1%上昇、化学工業は低下
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が29日発表した8月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比2.1%上昇の103.6、出荷1.8%上昇の101.8だった。在庫は0.6低下の107.2となった。
製造工業生産予測調査によると、9月は低下、10月は上昇見通しとなっている。基調判断は「生産は持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

8月に生産が上昇した業種は、業務用機械、輸送機械、電子部品・デバイス、プラスチック製品工業など、15業種中11業種、低下したのは化学工業、石油・石炭工業など4業種だった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比0.7%低下の102.4、出荷1.8%上昇の98.6だった。また在庫は0.6%低下の106.3、在庫率6.2%低下の110.5だった。生産は2カ月連続のマイナス、出荷は2カ月ぶりの上昇だった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比2.2%上昇の104.0、出荷は1.6%上昇の101.0だった。また在庫は0.1%上昇の111.4、在庫率は3.8%低下の108.5となった。生産、出荷ともは2カ月ぶりの上昇となった。